7777五日目 〜函館空港でさよなら石狩鍋もどき〜
荷台の住人ハラス君がえぼし岩とともに今日帰る。
そんな彼を送り出すために俺たちはお別れを惜しんで鍋をつついた。
早朝ハラス君を空港に送り届けたあと、
らぶ3と朝市に出かける。
フライトまではまだ時間があるので、
帰る前に鍋をくわせてあげたいとおもったのだ。
ハラス君の名前の由来はハラスメントと苗字の原沢から来ているのだが、
奇遇にも鮭もハラスといったりする。
朝市でハラスを中心においしそうな食材を見つけに行った。
圧倒的存在感を示すタラバとズワイ。タラバは背中にとげが六個ついてるのが本タラバ。
朝市のおっさんや兄さんたちはとにかく生きがいい。
さっぱりしてるんだけど、ねっとりとしている。
そんな矛盾した感覚が同居している魅力的な人たちだった。
カニについてさまざまな知識を教えてくれ、
どこをみたらいいのか、どういったものがおいしいのか教えてくれた。
何軒かまわったのち、鮭とズワイ、ホタテと特性の味噌を3000円で購入。
かなりまけてもらった。
朝日に包まれる函館駅を尻目に、空港のある湯の街方面へと向かった。
気温が1℃くらいしかないため、
鍋がなかなか似つかない。
待ってる間ジェスチャーゲームをしていた。
当然ハラス君はえぼし岩を使っていた。
ぐらぐらきたら、特性味噌を加え、
あく取りをしてさらににこんでいって完成。
さっそく食べる。
鮭、ホタテともに絶品。
味噌とうまくからんで、濃厚で濃密な、
函館ファンタジーを満喫した。
傍目から見ると奇異に映ります。途中警備のおじさんとからむもお咎めなし。
二回戦はホタテと鮭のだしがよくでたスープに、
タラバをぶりぶりいれていく。
今まで俺はカニの何を食べていたんだというくらい、
旨かった。八本の足でがんじがらめにされた。
残ったスープも余すことなくいただく。美味。
鍋もそうだが、俺はこの場所を一生忘れないだろう。
さらばハラス。
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