難波と地震とたこ焼きとハト
難波(なんば)での夜。
俺たちはナンバグランド花月の前を歩いていた。
突然シャッターを殴る音が。ゴワシャーン!ゴワシャーン!
そこら中のシャッターを何かが殴りまわっている。
ふとあるきずらいなと思った瞬間、あ、これ地震だ。と理解。
小さいときから地震が隣り合わせの熱海で育ってきたので、
地震が来るとちょっとした祭り気分になる。
地面が揺れてるとかありえないアトラクションをただで体験できる。
そんな感じでNGK前で地震を楽しむ。
正拳突きを何度も地面に叩き込んでは「チェリァー」と叫ぶ。
だが、大阪人を見るも反応はなし。
「勇次郎?」くらいいって欲しかった。
欲を言えば、襲ってきて欲しかった。
俺がそんなことをやっている間、
たこ焼き屋の兄ちゃんは、
よってくるハトに火をつけたテンカスをあげて、
ハトの舌を火傷させて喜んでいた。
「ハトよけですか?」と聞くと。
「なあに、いたづらですわ。」と。
ハトは少しはなれてペットボトルが入ってる発泡スチロールをついばんでいた。
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